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イベントレポート

高輪ゲートウェイ内LiSH「食と人の循環」イベントにて特別講義に行ってきました

2025年9月19日


東京富士大学の学生、長野県富士見高校の学生をはじめJR東日本グループのJR東日本イノベーション戦略本部、jekiイノベーションデザインセンター、日本総研などの企業が参加している《食と人の循環ワーキンググループ実証活動》の一環として開催された「食と人の循環 ~地域・都市の学生が自己効力感を向上させるサーキュラーエコノミー体験授業~」イベントに、LiSH入居企業代表としてカラボ色大学を運営している株式会社カラボへ特別講義のご依頼をいただきました。

今回のプロジェクトは「食の循環・人の循環」を通じてウェルビーイングの指標である「自己効力感」の変化を検証するというもの。地域の特産物を使った新しい商品の開発等を進めているなかで、ユーザーとの最初の接点とも言える【視覚】に焦点を当てた「食と色」というテーマでお話しをさせていただきました。

私たち人は、何か食べ物を見た時に視覚情報から「こんな味がしそう」「こんな食感な気がする」と無意識に予想をしています。


その予想と実際の味がマッチしていればよりその味が増して感じ、逆にマッチしていなければ意外性を感じることになります。(あまりにも想像と違いすぎて不快に感じる可能性もありますが…)

カラボ色大学でもオススメしている色彩検定の内容には、他の五感につながる内容は出てきませんが、視覚情報は私の生活の中でいろいろな選択の理由になるのです。

プロジェクタで黄色と白の麺を映し出し、参加者に「なんの麺に見えるか?」と尋ねたところ、Aは「ラーメン/中華麺」Bは「そうめん」という回答に。


実際はそうめんの画像を麺だけ黄色に加工したものがAなのですが、色が変われば使われている素材が違うと認識し、また想像する味が変わります。

ただ想像する味が変わるだけでなく《実際に見た目を変えて別の料理だと錯覚させる研究》も進んでおり、そうめんの上にラーメンの画像を重ねて映すことで、食べた人が感じる味が変わるという研究結果も。

参加している学生さんは野菜の収穫、収穫した野菜の提供や加工などいわゆる「生産者」としてこのプロジェクトを進めているわけですが、最終的にはその商品を見る・知る・手に取る・食べるエンドユーザーがいますので《消費者目線で考える》こともとても大事なこと。

その消費者に向けて情報を伝え、魅力的にみせ、美味しく感じさせ、最終的に「満足」と思ってもらうためにも、色彩が活用できるのです!


プロジェクト内で「色」を意識する機会はそこまで多くないかもしれませんが、ぜひ色の力を使ってより魅力的な商品を色々な方に届けてもらえればと思います。

ご依頼いただき、ありがとうございました。


カラボ色大学®では「色の裾野を広げる」をテーマに、近隣学校等の生徒さんの受け入れやビジネス向けの講演、イベントへの参加などの取り組みを始めています。講演や当大学とのコラボなど、ご依頼はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

 
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